こんにちは、相田です。


    本当に最近は精神科・神経内科領域のニュースが多く取り上げられています。

    一読してみると、その殆どが新薬や有効な改善手段などの朗報ではなく、「薬漬け」などの改悪の内容になっています。

    更に留意する点は、その告発や告白をしている人物が被害者の立場である患者さんではなく、「医師」だとゆうことです。


    今回取り上げた記事は、「週刊現代」2016年7月16日号より紹介します。

    ”うつ・認知症・統合失調症の薬の真実~医師が告白「危険な副作用がある。でも病気は治りません」一度ハマったら抜け出せない薬漬け生活(2016/07/11)”がタイトルです。

    それでは週刊現代より抜粋します。









    すさまじい禁断症状
     「10年ほど前でしょうか。仕事がうまくいかず、ヒマな営業所に飛ばされたんです。それまで自分は一線でバリバリやっているつもりでしたからショックでしたよ。会社に出てもなんとなく体がだるく、鬱々とした日が続いて、ああこれは『心の風邪』だと思いました。

     心療内科に行ったらデプロメールを処方された。しばらく飲んだのですが、効果が実感できず、医者から『ではパキシルも処方しましょう』と言われた。こうして私の薬漬けの日々が始まったのです

     こう語るのは長沢康英さん(62歳、仮名)。薬を飲み始めた当初は、うつ症状が軽くなったと感じた。しかし、同時に思わぬ副作用も出始めた。

     「急に落ち着かなく感じ、イライラすることが増えました。ささいなことで家族に当たり、妻からは人が変わったようだといわれた。それでも自分はうつ病と戦っていると信じて、薬をやめるつもりはなかった」

     現在、日本で使われている主な抗うつ剤はSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬。デプロメール、パキシルなど)やSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬。サインバルタなど)と呼ばれるもの。

     人が幸福感を感じるセロトニンや、やる気や自信を生むノルアドレナリンといった物質が脳内に長くとどまるように働きかける薬だ。

     「しかし薬を飲み続けるとセロトニン症候群という副作用が生じることがあります。セロトニンが過剰になりすぎて、逆に不安、焦燥、興奮などに悩まされるのです」(大学病院心療内科医)

     不安を消すために飲んだ薬が、新しい不安を生む――なんとも矛盾した話だが、よくよく考えてみれば、副作用もなく幸福感や自信だけを心に植え付けてくれる薬などあるわけがない。薬剤師の深井良祐氏が語る。

     「うつ病や不眠症、統合失調症は長く治療することになる。その過程で薬を少しずつ減らしていければいいのですが、逆に副作用などを抑えようとしてどんどん薬を追加する医者が多いのです。実際、一度に何種類もの抗うつ剤を飲んでいる患者さんはよくいます。そうなると、これらの薬はやめるのが難しい」

     パキシルの添付文書には「投与中止(特に突然の中止)又は減量により、めまい、知覚障害(錯感覚、電気ショック様感覚、耳鳴等)、睡眠障害(悪夢を含む)、不安、焦燥、興奮、意識障害、嘔気、振戦、錯乱、発汗、頭痛、下痢等があらわれることがある」とある。

     これらの離脱症状(禁断症状)と戦いながら減薬するのは、薬を増やしていくことの何倍も難しい。

     前出の長沢さんは意外なことがきっかけで薬をやめるにいたった。

     「何度も薬をやめようとしたが、禁断症状に悩まされて失敗していました。しかし、孫が生まれたことをきっかけに、仕事が上手くいかなくても自分の人生も捨てたもんじゃないなと思えるようになった。

     それからは医師と相談して数ヵ月かけて断薬しました。いま思えば、『心の風邪』なんて寝ていれば治るものだった。それを薬の飲み過ぎで何年もこじらせてしまった」


    常用すると死の危険も
     認知症を患うような高齢者になると、さらに問題は複雑になる。

     例えば、患者が無気力で表情が強張っていたり、活力がなかったりすると、それが認知症によるものなのか、うつ病のせいなのか、判断が難しいのだ。また、幻覚や妄想があったとしても、それが統合失調症ではなく、認知症である可能性は充分にある。

     名古屋フォレストクリニック院長の河野和彦氏が語る。

     「妄想や幻視がある認知症患者に統合失調症の薬リスパダールを処方する精神科医がとても多いのですが、これはいちばん危ない。使用書通りの分量を常用すると死亡する恐れもあります。

     高齢者が若い人と同じ量のリスパダールを飲むと、食べ物がうまく飲み込めなくなり、食事が取れなくなる。また誤嚥して窒息死する恐れもあります」

     同じく統合失調症や躁うつ病に使われるジプレキサもよく処方されている薬だが、安易に高齢者に処方するのは危険だ。アメリカでは老人ホームで手に負えない患者を鎮静するために使用されていることが問題になり、訴訟沙汰にもなった

     このように薬というものは、本来の目的とは違う使われ方をする場合があるので恐ろしいのだ。

     では、認知症の治療薬はどうか? 残念ながらこれも症状を劇的に改善することは望めないどころか、危険な副作用がたくさんある。

     「有名なアリセプトはアルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症にしか効きませんし、そもそも記憶力の低下の進行を数ヵ月遅らせる程度の効果しかありません。

     しかもそれ以外の認知症患者に使うと、かえって症状が悪化することもあります。またすべてのタイプの認知症患者に対し、食欲を低下させる副作用がある。食欲不振の患者にアリセプトをやめさせるか減薬させれば、むしろ回復することが多い」(河野氏)

     アリセプトには他にも、急に攻撃的になるという副作用が報告されている

     「他にもメマリーという認知症治療薬があります。これは記憶力を回復させるための薬ということになっていますが、実際に飲んで記憶が良くなることはありません。

     記憶回復に効果がないことがわかってしまったので、製薬会社と学会は『怒りっぽい認知症患者の興奮を抑えるために使ってほしい』と促しています。ところがメマリーはたいへん高額で、20mgを1年服用すると16万円もかかる。同じく興奮を抑えるための薬ウインタミンなら年6000円で済むのです」(河野氏)

     薬が新たな病を生み、それが製薬会社のさらなる儲けを生む――そんな危険なサイクルに巻き込まれたくなければ、むやみに薬に手を伸ばさないのがいちばんだ。

     (「週刊現代」2016年7月16日号より)











    ~わたくし相田がいつも思うこと~

    自分の心身に異常を感じたら医療機関に足を運ぶ、それは至って普通のことです。

    ただ、医者に処方された薬剤についてはきっちりと医者から説明をしてもらうこと。

    そして、自分の身体・心のことなのだから、自身でネットや医学書などで薬剤・病状について調べるべきです。




    以前にもお話ししましたが、大手外資製薬会社に勤務していた頃、私の部署に所属していた優秀なドクターがおられました。

    このドクターは毎日、口が酸っぱくなるほど私たち社員に言い聞かせていました、

    「医者でなくとも医学書は読んでいいんだ、だから勉強しろ!」と。

    確かに、医学部を卒業していない社員にとっては医学知識がかなり欠如しています、ゆえに、社内で大きな戦力として社員を育て上げるにはもってこいの一言です。

    しかし、私はそうは受け止めませんでした。

    このドクターは、「自分の身は自分で守れ」・・・こう言いたかったに違いないと私はいつも回想しています。

    皆さんにも、是非ともこのドクターがおっしゃった言葉を実行して欲しいと考えます。







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    プロフィール

    相田ヒロキ

    Author:相田ヒロキ
    性別:男
    血液型:A

    大学院修了後、大手外資製薬会社にて安全性管理に関わる仕事に従事。現在、調剤薬局に勤務し日々奮闘中。栄養医学を勉強して10年以上になる。
    スポーツカーをこよなく愛する薬剤師。
    写真は若かりし頃、愛車Z32で伊豆・天城峠にて。

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