今回は睡眠についてのお話です。

    低血糖症を患うと殆ど全ての患者さんが訴える症状、それは「睡眠障害」です。

    ・入眠出来ない(入眠障害)
    ・途中で目が覚める(中途覚醒)
    ・朝早くに目が覚める(早朝覚醒)


    わたくし相田も以前の記事にも書かせてもらいましたが、最も私を苦しめた症状の一つがこの睡眠障害です。

    ”日本で最強の鎮静薬”と呼ばれているベゲタミンA(通称、赤玉)を服用しても眠れない・・・そんな日々を長い間送っていました。
    ベゲタミンA



    そんな状態で朝早く起きて会社に出勤していたので本当に考えられないくらいの無理をしていまた。




    このような生活を送っているうちに、どうにかしないといけないと思い、先ずは多剤大量処方を自分で見直す事から始めました。

    先ずは、抗うつ薬の減量・中止からから始めました。

    この過程で気づいたことは、抗うつ薬を服用することでかえって睡眠が障害されていた事実が判明しました。

    その薬剤は三環系抗うつ薬の「アモキサン」とゆう抗うつ薬でした。

    この薬剤は効果発現まで約1週間と早いのが特徴で、「躁転※」が起こりやすいことで有名でした。

    それだけ効き目がシャープに出る部類に入る薬剤でした。


    ※躁転とは?
    うつ状態から、数日間で急激に躁状態に変わること。
    躁とは気分が良すぎたり、ハイになったり、興奮したり、調子が上がりすぎたり、時には怒りっぽく不機嫌になったりして、他人から普段のあなたとは違うと思われてしまう.ことを言う。自分が偉くなったように感じる、いつもよりおしゃべりになる; 色々な考えが次々と頭に浮かぶといった症状も起こる。



    次に減量していったのが、SNRIのトレドミンでした。
    この薬剤の特徴は神経伝達物質のセロトニンおよびノルアドレナリンの再取り込みを阻害するタイプのものです。

    私が注視したのは、ノルアドレナリンです。

    低血糖症では、血糖値の降下に伴い副腎からアドレナリン・ノルアドレナリンの興奮ホルモンが大量に放出されます。

    これら興奮ホルモンが脳へと運ばれ、脳全体を刺激・興奮させることで睡眠障害が発症します。

    ですから、このSNRIのノルアドレナリンも何らかの形で関与しているのでは・・・と疑ったのです。

    案の定、私の予想は的中しました。

    このトレドミンを漸減(徐々に減らしていくこと)、中止によって睡眠が改善しました(少し眠れるようになりました)。



    このように、多剤大量処方では薬を多く飲むことでかえって睡眠障害が悪化することは少なくありません。

    そして、「抑うつ状態」が酷くなってしまうことは多々あることなのです。













    それではここから本題に入りたいと思います。

    単刀直入に申し上げますと、睡眠薬より効果があったのは、私の経験上では「自律(神経)訓練法※およびヒーリング音楽」でした。

    自律(神経)訓練法? と思われるかもしれません。

    訓練といった言葉が付いているので何かしら辛いことを連想しがしですがそうではありませんので安心して下さい。



    ※自律(神経)訓練法とは
    自律訓練法はドイツの精神科医シュルツによって開発されたもので、心身を効果的にリラクゼーションさせる代表的な方法です。
    これは「身体をゆるませて、心をほぐす」という方法で、身体の部位ごとに力を抜いていき、リラックスした時の身体を意識的に再現して体のリラックス状態を作り、その精神面への影響を期待するというものです。

    もともとは心身症の治療として発展したものですが、ストレスや緊張を和らげる効果があることから、健康増進法としても広く一般的に用いられ、スムーズなよりよい睡眠に導き不眠を解消するのによいともいわれています。

    心身がリラックスする時はまず、手足の筋肉が弛緩します。これは、なんとなく手足が重たいという状態です。次に、筋肉が弛緩すると血流がよくなり、足の皮膚の温度が上がって暖かさを感じるようになります。これを、意識の方から手足が重い、暖かいと自己暗示を加えることで本当に心身がリラックスしてくるわけです。

    この訓練法は標準練習が段階的に公式化されているため、誰でも自宅で簡単に行うことができます。
    (快眠推進倶楽部より抜粋)







    それでは自律神経訓練法のやり方を説明します。

    1.布団の上に仰向けに寝ます
    仰向けに寝る


    2.言語公式(決まった言葉)を心の中で唱えます
    目を閉じた状態で、決まった言葉(言語公式)を呪文のように唱えます。
    声は出さずに心の中で繰り返すようにします。

    背景公式  「気持ちが落ち着いている」  安静感
    第一公式  「両手両足が重たい」  重量感
    第二公式  「両手両足が暖かい」  温感
    第三公式  「心臓が静かに規則正しく打っている」  心臓調整
    第四公式  「楽に息をしている」  呼吸調整
    第五公式  「おなかの辺りが温かい」  腹部温感
    第六公式  「額が心地よく涼しい」  頭部調整

    この言語公式(決まった言葉)を唱えて本当に暖かい・・・、落ち着いている・・・、重たい・・・といったことをイメージしてください

    例えば私の場合、暖かい(温かい)といった時には、熱いシャワーを当てていることをイメージしています。
    重い時は少々重たい砂袋を載せていく・・・といったことをイメージします。


    この言語公式(決まった言葉)を約1時間かけゆ・っ・く・り・唱えます

    すると・・・すっーーと自然に眠りにつけるようになります!

    私が初めて行ったとき、言語公式の途中で眠ってしまったのを覚えています。


    また、自律神経訓練法はヒーリング音楽を聴きながら行う事で相乗効果がより出ることが分かりました。

    私はクラシック音楽や自然音(海・山・川)などを聴きながら行っています。

    今でも、仕事が長引いて心身共に緊張しているな・・・と自覚できるときは必ず行ってから就寝するようにしています。


    最後に注意点です。

    自律神経訓練法は最後に「消去動作」を行います。
    消去動作とは強いリラックス状態・催眠状態から体を覚醒させるために行なう動作のことです。
    例えば、両手を組んで大きく伸びをしたりすることです。
    眠る時に自律神経訓練法をするときはこの消去動作はし・な・い・で下さい!
    せっかくリラックス状態に入っているのに覚醒してしまうからです。


    それと、睡眠薬を服用されている方が殆どと思います。
    睡眠薬の殆どがベンゾジアゼピン系といって”依存性のある薬剤”になります。
    急に睡眠薬を中止することは止めましょう。
    必ず漸減(徐々に減量)していくことを守って下さい。
    特にハルシオンを服用されている方は要注意です。
    急に中止することで”反跳性不眠”が出やすいです(かえって不眠症状が出て睡眠が悪化すること)。




    睡眠障害が酷い方、一度試してみてはいかがでしょうか?


    次回は、わたくし相田のおすすめのヒーリング音楽のCDを紹介したいと思います。











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    相田ヒロキ

    Author:相田ヒロキ
    性別:男
    血液型:A

    大学院修了後、大手外資製薬会社にて安全性管理に関わる仕事に従事。現在、調剤薬局に勤務し日々奮闘中。栄養医学を勉強して10年以上になる。
    スポーツカーをこよなく愛する薬剤師。
    写真は若かりし頃、愛車Z32で伊豆・天城峠にて。

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